ななつぼし事務所の久野将英です。
皆さんは歯医者さんにどんな時に通いますか?
1.むし歯になったとき
2.クリーニングのため定期的に受診
僕が子供のころの歯医者さんというと1のむし歯になってから受診する方が圧倒的に多かったと思います。
しかし現在はむし歯の修復や補綴とといった歯科医療から、口腔内の健康維持のための予防歯科へシフトが進んでいるようで2のために通院する方が多いようです。
予防歯科とは従来のむし歯にかかってからの治療ではなく、かかる前の予防を大切にする考え方です。
これはすべて歯科医療関係をお仕事にされている方からお聞きしたことですが、これを実際にお聞きした僕の感想は「相続対策と全く同じだな。」でした。
僕自身も子供のころには何度か歯科医院にかかり、治療した経験がありますがガリガリ、ゴリゴリ削ったり、注射したりで決して楽しいところではありませんよね。
中学卒業時から歯並びを矯正し、そこで意識が変わりました。18歳からはむし歯のために歯医者さんに通うことはなくなりました。先生や歯科衛生士さんに感謝ですね。
むし歯になると費用や時間、当然治療には痛みも伴いますし、多くのものを費やすことになります。
これは相続にも全く同じことがいえます。
相続対策をしていない家庭では時間や労力、ときには親族間の良好な関係など家族から大切なものを奪います。
相続の専門家として遺言や任意後見、家族信託をお勧めします。相続税が発生する見込みであれば相続税の試算をしてみるのもいいですね。
もう一点お伝えしたいことがあります。世の中で盛んに取り上げられている相続対策の多くは「相続税対策」であり「相続対策」でないことが多いです。
たしかに相続税は基礎控除の額も下がり、最大税率55%の皆さんの生活に大きく影響してくる税金です。
しかし終局的にはお金の問題ですからね。
人と人との関係、間柄、仲、絆のようなものはお金では解決できません。